シンガポールから帰国した元帰国子女が解説!

通信制の高等学校があるって知っていますか?

私はシンガポールで幼少時代を過ごして、中学進学を機に日本に帰国した帰国子女です。
中学の途中から、通信制の学校に通いました。高校は通信制の高校です。
通信制高校は、自宅での学習を中心に高校教育を学ぶ教育課程のことをいいます。
従来は、いじめや不登校を背景に、全日制の高校へ通うことができない青少年が生徒のほとんどだったそうです。
そのため日本社会の中では通信制というと、少しネガティブな印象を受けるのが一般的でした。

変わってきた通信制高校のイメージ

しかしながら現在は、スポーツや芸能活動など、夢を追うことと両立するために、通信制が選択されることも多くなってきました。
また、中学卒業後に就職した社会人も、高校卒業資格を得て、自身のキャリアアップを図るために学んでいる人もいます。
そのため、通信制高校に通う生徒は、年代も幅広いです。
同じ悩みや環境を共感し合ったり、年代を問わない交流は人生の貴重な経験となります。
私も通信制で自分と同じ帰国子女で、学校生活に馴染めず苦しんでいた友達と出会いました。

様々な人と事情がある通信制の生徒たち

また、自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害の青少年は、社会の理解は十分とは言えず、学校の中でも孤立してしまうことが多いのが現状です。
発達障害を持った人は、安心した環境でこそ自分の力を発揮できると言われています。
そのため、家族が見守る自宅での自学自習は、学業のための良い環境であるといえます。

多彩な才能が集う場所として見直されています

一部では、囲碁棋士や、演奏家を目指している人など、高度な知能を持つ青少年も通信制を利用していると言われています。
とび級の教育概念がない日本では、高校に通う生徒は全員、3年かけて通わなくてはいけません。
個人の個性を尊重し、とび級制度を設けている欧米と比べ、日本はまだまだ個性に対する考え方が固いと言えます。
通信制では自分のペースに合わせて学べるので、勉強ができる生徒はどんどん単位を取得することができます。
それでも、卒業までには最低3年の在籍は必要ですが、早く単位を取り終えて残りの時間は、大学レベルの勉強も、自分の興味のある研究にも使うことができます。

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